相互誤解は、同じ組織内においても多いことに驚かされた。つまり、同じことばを語って、同じ土俵に立っているつもりが、どうも噛合わない。よくよくお互いの意見を聞いてみると、根本的な“理解違い”が起きていることがママ生じる。誤解、曲解までいかないが、議事録の解釈まで違ったりするから、困ったものだ。
日産自動車のカルロスゴーン氏が行った社内革命の一つが「日産語」の共通語化である。優良企業と呼ばれる組織には、しっかりとした共有語が存在する。しかも、この共有語は暫時改訂されていくのである。
10人程度の組織においても、この相互誤解が起きる。
結果が同じであっても、理解のプロセスが違っているケースも多い。
大きな流れが変わらないときには、この理解の相違は表面化しない。事態が急速に変化したとき、組織を支える環境が変わったとき、理解の不一致が表面化してくる。 |